自律訓練法(じりつくんれんほう、Autogenic training)とは、
1932年にドイツの精神科医シュルツ(Schultz,J.H.)によって創始された自己催眠法であり、
リラクゼーション技法である。
ストレス緩和、心身症、神経症などに効果がある。
自律訓練法は厳密には複数の訓練からなる。
「標準訓練」、「黙想訓練」、「特殊訓練」などである。
自律訓練法の適応症
消化器系の障害
消化性潰瘍*,潰瘍性大腸炎*,過敏性腸症候群など
.
循環器系の障害*
不整脈,虚血性心疾患,本態性高血圧など
呼吸器系の障害*
気管支喘息,過換気症候群,神経性咳嗽など
内分泌・代謝機能の障害
糖尿病,甲状腺機能亢進症など
筋骨格系の障害
関節炎,筋痛症など
泌尿器・生殖器系の障害
排尿障害,勃起不全(ED)など
神経系の障害
片頭痛,緊張型頭痛,書痙,痙性斜頚など
皮膚科系の障害
蕁麻疹,円形脱毛症,アトピー性皮膚炎*など
耳鼻咽喉科・眼科系の障害
メニエール症候群,乗り物酔い,吃音,眼精疲労など
産婦人科系の障害
月経困難症,月経前症候群,不妊症、性交不快症,更年期障害 など
歯科・口腔外科系の障害
歯科恐怖症,顎関節症など
小児科系の障害
小児喘息,夜尿,チック,吃音,心因性発熱・嘔吐など
精神科系の障害
不安障害(パニック障害など),心気障害,睡眠障害,アルコール依存症,
身体表現性自律神経機能不全など
不妊症疾患に対する自律訓練法
原田鍼灸院では、不妊症疾患などの患者さんに多数の実績を上げています。
不妊症で来院した患者さんに対し 2016年9月から実施した。
自律訓練法を毎週1回行った患者さん3人
自律訓練法を行わなかった患者さん3人
行った患者さん3人全員姙娠にいたった。
行わなかった患者さん1人姙娠
以上のことにより自律訓練法は、自律神経が整うことにより患者さんが訴える、
冷え等が改善しリラックスする事により血行が改善し良好な成績になったことが
推測される。
これから症例を増やしてもっと研究を行って行きたいと思います。
自律訓練法の研究リンク
自律訓練法の研究 筋肉の
バイオフィードパックシステムを利用したリラクセーション訓練の心身諸機能に及ぼす影響
性格特性を統制した場合の自律訓練法によるリラクゼーション効果